7-5 SDGs(エスディージーズ)
「SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。
このサミットでは、2015年から2030年までの長期的な開発の指針として、「持続可能な開発のための2030アジェンダ」が採択されました。この文書の中核を成す「持続可能な開発目標」をSDGsと呼び、具体的な目標(ゴール)を17掲げ、各ゴールには達成基準として合計169の「ターゲット」が挙げられています。
1、貧困をなくそう No poverty
あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ
2、飢餓をゼロに Zero hunger
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
3、すべての人に健康と福祉を Good health and well-being
あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する
4、質の高い教育をみんなに Quality education
すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を促進する
5、ジェンダー平等を実現しよう Gender equality
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る
6、安全な水とトイレを世界中に Clean water and sanitation
すべての人に水と衛生へのアクセスと、持続可能な管理を確保する
7、エネルギーをみんなに そしてクリーンに Affordable and clean energy
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する
8、働きがいも経済成長も Decent work and economic growth
すべての人のための持続的・包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する
9、産業と技術革新の基盤をつくろう Industry, innovation, infrastructure
強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る
10、人や国の不平等をなくそう Reduced inequalities
国内及び国家間の格差を是正する
11、住み続けられるまちづくりを Sustainable cities and communities
都市と人間の居住地を包摂的・安全・強靭かつ持続可能にする
12、つくる責任 つかう責任 Responsible consumption, production
持続可能な消費と生産のパターンを確保する
13、気候変動に具体的な対策を Climate action
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14、海の豊かさを守ろう Life below water
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する
15、陸の豊かさも守ろう Life on land
陸上生態系の保護・回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る
16、平和と公正をすべての人に Peace, justice and strong institutions
持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するととともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する
17、パートナーシップで目標を達成しよう Partnerships for the goals
持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバルパートナーシップを活性化する
参照:国連開発計画駐日代表事務所、globalgoals.org